弾丸!和歌山ライド!その1(あらぎ島編)
年末年始の連休は色々忙しく、あっという間に終わってしまいました。
初日の出ライドは達成したものの、「もう少し走りたかったなぁ」と悶々とした思いを抱きつつ突入した三連休。
そんな時、不意に
「午前中ぐらいなら、どっか走ってきていいよー」
と嫁が言ってくれたので、お言葉に甘え行ってきました!
記します!
Thinking time
突然僕の前に舞い降りて来た午前中ライド。
行き先を考えます。
張り切って朝5時に家を出るとしても、7時間あるので100km以上は十分に走れる計算ですが…
この寒波の中を100km以上も走りたくねぇ!
でも、美味しいメインディッシュは味わいてぇ!
そして、楽しんだらすぐ帰りてぇ…
そんなワガママ全てが叶う方法……
それは
車載。
迷わず、車載に決定です。
動くシェルターは最高です。
寒波の影響で雪が心配だったので、
距離 5km
獲得標高 429m
平均勾配 7%
最大勾配 12%
和歌山県有田川町北西部の
ミカン畑の中を縫うように登る別名
「和歌山のアルプ・デュエズ」
と呼ばれるヒルクライムの名所。
この峠を登ってみたかったのですよ!
ただ、千葉山を登って帰るだけだと小一時間で終了してしまいます。
折角和歌山まで来たのに勿体無いので、近くに良いスポットがあるか探した所……
という、最高に素敵な場所を発見。
日本の棚田百選に選ばれた場所です。
説明が難しいので、詳しくは↓をチェック!!!!!
https://www.town.aridagawa.lg.jp/top/kanko/chiikibetsu/shimizu/4825.html
このサイトを開け、画像をみた瞬間。
素敵やん?
と誰もが皆、思う事でしょう。
この二つのスポットを巡る和歌山ライドに決定致しました。
出発の朝。
前日に90%ぐらいの準備は済ませておいたので、残りの10%を済ませます。
午前4時半過ぎに家を出発。
高速道路で和歌山県有田市を目指します。
午前6時過ぎ。
目的のコインパーキングへ到着しました。
※後で日が上ってから撮影。
辺りはまだ真っ暗な中、準備を進めます。
前回の初日の出ライドで、「爪先凍るって!取れてしまうって!」と爪先の危機を感じたので、今回は
↓こんなやつ↓
アイリスオーヤマ カイロ くつ用 5足 ぽかぽか家族 PKN-5K
靴にカイロを滑り込ませ、足を入れ、シューズカバーで封印します。
アッツ。
自転車用の靴下は通気性が良く作られている為、思いの外カイロの熱がダイレクトに来ます。
しかし、20秒ぐらい経つとあら不思議…全然熱さを感じなくなりました。
次に、ブライトンのアプリで引いたルートをサイコンに取り入れます。
が、なぜかうまくいきません。
何度やっても出来ません。
なんでじゃぁああ!!!!!
乱れそうになる気持ちを、「そんな複雑なコースじゃないし、大丈夫やって!」と、早朝のうす青い空を眺めながら落ち着かせます。
後は出発するのみですが、一番大切な
なんたって外むっちゃ寒いんすもん……
せめてもう少しだけ明るくなってから出ようと、車の中でモジモジしていると、だんだん明るくなってきました。
午前6時半。
いよいよ、出発します。
あらぎ島へ!
太陽がしっかりと出てから千葉山に挑みたかったので、先にあらぎ島へ行くことにしました。
折角の千葉山が
ってのはバッド過ぎますからね!
普通の町を走り抜けます。
暗すぎて何も伝わりゃしねぇですな。
急激にに明るくなってきました。
川沿いを走って行きます。
暫く感覚で進んで行き、Googleマップで地図をチェックしますが、
道迷キング発動するの早くない?
自分でも、もうビックリです。
見当違いの山へ突入するところでしたよ。
正解ルートへ復帰を試みるも橋が工事中で行けなかったりしつつ、気がつけば住宅街の激坂を登っておりました。
無事大きい道へ復帰。
後はもうひたすら真っ直ぐです。
一帯がミカン畑で新鮮な川沿いを走っていきます。
まさに
と言う感じです。
徐々に山っぽい雰囲気になってきました。
おや?少し雪が積もってますね…
南の方はダイジョブだと思っていたのですがね……
もう、完全に山の中です。
看板を発見。
次の滝?
凄い名前の滝ですね。
一瞬「滝のスタンプラリー」でもやってるんかな?と思いました。
斜度も増して行き、10%を行き来する様になってきました。
あらぎ島へ行くのに、こんな登坂すると思っていませんでしたが登るしかありません。
エッサホイサと登坂していると、突然!
という爆音が響き、本能的に体がブルッと震えます。
鹿の群れが森のなかをガサゴソと駆け回って行きます。
めちゃくちゃビックリしました。
鹿って「ピュー!」と鳴くんですね……何度も奈良公園へ行ってるのにも関わらず知りませんでした。
集落へ出ましたが、相変わらずの坂です。
前方を見ると山の上に道が!
心拍数が5ぐらい上がりましたが、
と、信じ集落の中を進むと……
ヘアピンカーブ出現。
やっぱりあの道行くのね?
覚悟を決めて登ります。
ヘアピンカーブで折り返すと……
めちゃええやんか。
遠くの方に町が見えます。
「あそこから走ってきたのかぁ」と思いを馳せていると………
突然!
左の森から、右の森(崖)へと駆ける獣。
コンクリートを蹴る、強靭な蹄。
その音、衝撃が地面を伝い、自転車のタイヤへ、
そして僕の体へ伝わり、その重量感に圧倒されます。
あれは鹿じゃねえ。
顔は見えなかったが、あの色。
あのずんぐりむっくりとしたフォルム。
僕は息子と一緒に読んだ、動物図鑑を思い出していました。
あれは…
カモシカや!!!!!
と、テンションが上がる僕ですが、峠の勾配も容赦なく上がって行きます。
Strava調べによると…終盤3つのセグメントがあり。
0.77km 11.5%
0.59km 18.6%
0.62km 16.6%
そしてやっと、登りのピークへ到着!!!!!
が!
流石にこれは下る勇気ねぇわ……
下れたとして、登ってこれる気がしねぇ…
どうやら、ここまでの様ですね。
折角なので記念に撮ります。
周りも撮ります。
こっちに行けば林道の様です。
今年中にあらぎ島はリベンジするぜ!!!!!
そう誓うのでした。
名前も知らず、登ってきたこの峠。
ゆるーい登りから始まり、集落の辺りでは古き良き日本を感じることが出来、まるで「日本昔話」の世界へ入って来たかの様でした。
そして、最終的に九十九折が続く激坂峠に変化しましたが、景色が素晴らしく
Stravaにセグメントはあったものの、ネットを検索してもこの峠の事を書いている記事は見付けられませんでした。
セグメントによると4.71km 6.8%。
ザ・ヒルクライム!って峠で、個人的に凄く気に入ったので、勝手に
と呼ぶ事にしました。
めちゃめちゃオススメです。
皆さんも是非!
山を下る。
今まで必死に登ってきた激坂を下ります。
今までの登坂が嘘のように一瞬で下山。
下りで手が凍りそうになったので、「あったか~いドリンク」で手を解凍する事に。
なんかエビのやつをチョイスしました。
このベンチで飲みます。
散歩中の犬二匹にめちゃめちゃ吠えられましたが、気にせず「エビのやつ」を飲みます。
足の爪先カイロの感想ですが、効果は抜群です。
ペダリングも違和感を感じることなく、冬の装備の必需品に仲間入り決定です。
ドリンクも飲み終わり、今回のライドのメインである千葉山へ!
ホントは一記事に書こうと思っていたのですが、思いの外長くなってしまったので、分ける事にしました!
続編へ続く……
最後まで読んでいただきありがとうございました!
↓ポチっと押して貰えると喜びます。
にほんブログ村