滋賀、京都の秋の山を駆ける!後編
前回の続きです。
滋賀、京都の秋の山を駆ける!前編 - マメとニンジン
花背峠を越え、大自然を堪能し、能見峠にて「ピキッ」っと激痛が走り、左膝を負傷した僕は、鯖街道を目指し走るのでした。
鯖街道
鯖街道を北へ向かって走っていきます。
この道を走るのは去年のビワイチ振りで、少し懐かしさがあります。
この後は山を越え、琵琶湖沿いへ出て車を停めているポイントへ帰るプランなのですが、鯖街道から琵琶湖沿いへ出るコースは幾つかあり、最初はエエ感じの林道を通るルートで行こうと思っておりました。
しかし!!!
途中、長いトンネル通らねば「林道」へ行くことが出来ない事が発覚……
念の為、そのトンネルを調べてみると…
・横谷トンネル
全長770m
幅(走行部)5.7m
幅(待機部)7.7m
トンネル内、照明無し
事前に調べておいて本当に良かったです。
もし、下調べ無しで行っていれば
照明無しのトンネルを前に怯えつつもレディゴー
↓
一向に出口の光が見えない漆黒の闇
↓
正気を失い発狂
この流れで間違いなかったと思います。
そんなこんなで、今回は林道コースより1つ北の「市場野田鴨線(295号線)」を行くことにしました。
この横谷トンネルはまた挑戦しようと思います。(※誰かと一緒に)
こんな感じです。
もっと気になる方は↓をチェック!
横谷トンネル (滋賀県高島市朽木村井~畑) | 穴と橋とあれやらこれやら
少し話が脱線しましたが、鯖街道から脇道に入ります。
道路を渡らなければ行けないのですが、ツーリングを楽しむオートバイの大群でなかなか渡れません。
なんとか脇道に入れました。
少し進んだ先で停車し、左膝の裏の痛み対策として、サドルを少し下げます。
サドルを下げた感触に
とご機嫌で走っていると、突然右側から
「キキーッ!」
Monkey?!
チョイデカサイズのボス猿が僕を睨みながら鎮座しています。
凄い殺気だ。
「これはヤバいかもしれん」と感じ取った僕はスピードを上げます。
すると、左前方に二匹の小猿が!!
叫ぶボス猿!
「キーッ!キキキーッ!(おめ~ら!!そこの人間をヤッちまいな!!!!!)」
答える小猿達!
「キーッ!!(承知しましたボス!)」
今にも飛びかかって来そうな前傾姿勢で構える小猿達!
おいおいクラウチングスタートかい?
だとすると、それはエロンゲーテッドだね!!!
全力で駆け抜ける僕。
めちゃめちゃ恐かったですが、なんとか突破しました。
なにも起きなくて良かったです。
最後の峠へ
鯖街道も終わりに近付き、ずいぶんハングリーになってきたので、事前に調べておいた
を目指します。
11時オープンで現在11時少し前。
と、肩で風を切りながらドヤ顔で走りますが…
ここ右折?!
あれ?登り??
……
一向に現れない「朽木里山れすとらん天空」
マップを確認すると……
僕はてっきり「角地にある道の駅」みたいなのを想像していたのです。
しかし、実際は入り口1ヶ所系のやつで、入り口はとっくに過ぎていました…
もう、ハングリーなまま坂を登ります。
この坂を越えると後は「下り」&「平地」のみ!
今回のライドのラスト峠です!
この峠の名前は知りませんが、
ストラバセグメントによると、
距離 3.62km
標高 259m
勾配 7.1%
曲がりくねった道を登ります!
平地では沈黙していた左膝ですが、坂でトルクをかけるとまた「ピキッ」っと言いそうな気配を感じます。
しかし、サドルを下げた事によりずいぶんマシになりました。
下げといて良かったぁ!!
今まで通ってきた峠とはまた違う雰囲気で結構楽しかったです。
ピークを越えると少し下り、右手には朽木スキー場が!
ん!?
モトクロスバイク??
オートバイが煙を巻き上げながら、急斜面を駆け上がって行きます!
めっちゃかっこええやん。
少し見入ってしまいました。
また、登ってくれないかな?とカメラを構え、少し待ちましたがなかなか来なかったので、そのままパシャリ。
この場所はMTBのレース等も行っているみたいですね!
前にはトンネルが!
琵琶湖沿いへ!
卵形のトンネルへ突入します!
チョイ怖っす
意外と長かった卵形のトンネルを潜り抜けると……
ここから、長い下りが始まります。
一瞬ダート!
すっかり平地になりました。
いやーしかし、
めちゃくちゃ好きな道でした!
ここである人物に電話をかけます。
そう、幼馴染みのニンジンです。
彼は前日自転車で実家へ帰っており、昼過ぎに彼の実家で合流し、一緒に南草津へ帰ろう!
というプランだったのです!
めちゃハングリーだったので、ビワイチの有名スポット「白髭食堂」で豚汁ラーメンでも食べようかなと思っていたのですが、ニンジンが「せっかくやし、ウチで食べよう!」と言ってくれたので、急遽ニンジンの実家で昼食を頂く事になりました!
テンションが上がってきたぁ!!!!!!
「ほんなら!実家向かうわぁ!」
そう告げ、元気よく走り出しますが、
知らない場所へどうやって辿り着こうと思っていたのか?
僕の頭は沸いていたのか?
再度連絡を取り、住所をゲット!
向かう!
線路沿いのマニアックな道を走る!
ブライトンのサイコンがチョイスした道のセンスが素晴らしい。
道路の下を潜り抜けると
琵琶湖沿いへ出ました!
ここから暫くはビワイチルートです!
白髭神社を通過!
白髭食堂をチラ見すると、
というか
バイカーの群
いやーホントにニンジン実家で昼食を頂ける事になって良かった………
あの群れに飛び込む勇気はねーわ…
そんなこんなで、ニンジン実家到着!
ニンジン合流!
ニンジンの実家へお邪魔すると、ニンジンの両親、奥さん、娘ちゃん、猫二匹、が暖かく出迎えてくれました。
皆と色々話しているうちに、机にはビッグサイズな
ニンジンの奥さんが「おつかれ!(自転車)」って書いてくれました!
うわぁ…これはめっっっちゃ楽しみやぁ…
皆で食卓を囲んで食べます。
恐らくニンジンの両親とご飯を食べるのは15年振り?位です。
ホンマに良い時間でした。
オムライスも最高に美味しかった。
少し残っていた、中身の部分もおかわりしてしまいました。
人の家のご飯って少し味付けが慣れたやつと違って、違和感を感じる時あるじゃないですか?(決してマズいという事ではない)
その違和感が全く無くて、口に合うと言うか、懐かしささえ感じました。
ご飯を食べ終わった後は、僕が最初にギターを教わった師匠「ニンジンのおっちゃん(父親)」が作った竹細工を見せて貰いました。
自分が作った品物を嬉しそうに紹介するおっちゃん。
なんか、すんげぇシンパシーを感じましたよ。笑
休憩もそこそこに、ニンジンと一緒に出発します。
マメとニンジンのライド!
ニンジンの実家で約一時間休憩したので、体力は全回復!!!!
ここまで一人で山を走ってきたので「修行感」が強かったのですが、二人になった事で一気に「サイクリング感」が出ます。
前回のビワイチでも通ったお決まりのダート道です。
最近タイヤを28cにしようか検討中の僕の心を揺さぶります。
ここで、自転車を交換してみる事に!
ニンジンはカーボンバイクに乗るのは初めてで
と言っておりました。
僕は久しぶりにクロモリに乗ったのですが、やっぱり好きでしたね!
そして、最終的に
気持ちいい琵琶湖沿いを走ります。
途中、あんパン専門店を発見!
ニンジンも前々から気になっていた様なので寄ってみる事に!
色々な種類のパンが売っているのですが、見事に全部あんパンです。
初めて行く店では、「とりあえずこれ食べとけ!」的な代表作は食べておきたいので、僕は「あんパン(つぶあん)」と「ヨモギ餅パン」を購入。
そして、ニンジンは「チョコバナナあんパン」を購入。
「ニンジンよ。そーゆう固定観念に囚われないスピリッツめっちゃイイと思うで。」
あっという間に、琵琶湖大橋到着!
琵琶湖大橋の頂上で食べます!
生地がしっかりとしていて、食べ応えのあるあんパンでした!美味しい!
ヨモギ餅パンは名前の通り、パンの中にヨモギ餅が丸ごと入っている衝撃のスタイルでしたが、めちゃくちゃ美味しかったです。
琵琶湖大橋を下りニンジンの自宅へ向かいます。
さざ波街道を走りながら、「今回のライドも色々あったなぁ」と回想。
花背峠を登ったのが今日の朝だという衝撃。
2日前位の事に感じます。
そして無事ゴール!!
この後ニンジンとお決まりの銭湯へ行き、約2時間ほどボーッと浸かりました。
猿と遭遇した話をすると、ニンジンも対峙した経験があるらしく、
というニンジンの言葉を聞いて、超納得でした。
猿がヤンキーに近いのか、ヤンキーが猿に近いのかは解りませんが、皆さんも猿に出くわした際は
だと思い対応する事をオススメします。
お風呂から上がると、お土産コーナーで「鬼滅の刃クッキー」を発見。
「ウチの子供最近鬼滅の刃好きやねん!」と話していると、クッキーを手に取り「マメの子供達に買ってあげるわ!」とレジに並ぶニンジン。
「いや、そんなんいいよいいよ!」と断ったのですが
「いや、買ってあげたいし買うわ!」
と曇りなき眼で答えるニンジン。
僕はめっちゃ嬉しかったよ。
家に帰ってクッキーを子供達へ渡すと、めちゃめちゃ喜んでいました。
そして、光の早さで完食しておりました。
今回もいい経験が出来たライドでした!
最後まで読んで頂き、ありがとうございました!
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