マメとニンジン

ロードバイクと僕

大阪発!!自走でビワイチGO!GO!!GO!!!~そしてボロ雑巾と化す~後編

前回の続きです。

自走ビワイチを決行した僕。
腰の痛みに不安がありつつも、奥琵琶湖パークウェイを突破!!!!
時刻はpm 0:18
果たして無事に大阪へ帰ることが出来るのか?!

後編スタート!!!!

琵琶湖の北側

奥琵琶湖パークウェイを下ると、夏休み感MAXな一本道。

ここの突き当たりを左へ行くと、道の駅あぢかまの里という休憩スポットがあるのですが、今回はスルー!!


北側&東側は休憩スポットが多いのですが、何故かいつも「あぢかまの里」をチョイスしていて、もうエエ加減違う所に行ってみる事にしました。


トンネルをくぐると…


賤ヶ岳(しずがたけ)方面へ!!


通常ビワイチの数少ない登りである、この賤ヶ岳を登っていくと……


絶景ポイントです。

ビワイチのフォトスポットと言えば"ここ"か、"BIWAKOオブジェ"か、"あのベンチ"じゃないでしょうか??

そして、前回のビワイチの時には無かったサイクルスタンド&ベンチが設置されていました!!


せっかくなのでスタンドに設置!!!!




せっかくなので…













腰を伸ばします。



このまま眠ってしまいたいぐらい最高な、ナイスベンチでした。


トンネル内も新しくなっていました。

以前は、すぐお化けが出て来そうな暗くて湿っぽいトンネルでしたが、LEDが光輝く明るいトンネルへと進化してました。


ここから暫くは琵琶湖と離ればなれ。


トンネルを抜け、賤ヶ岳を下り、小さな川沿いを走り、再びトンネルを抜けると……


やっと琵琶湖と再会。


しかし!!!!



ド向かい風やんか




もう、横の草がマイケルジャクソンのゼログラビティみたいになっとるんです。

そーゆー仕掛けやったんか!!!!


頑張っても20~25kmぐらいしか出ない中、次の休憩ポイントを目指しますが………



腰が激痛!!!!



本日最大の腰ウェーブ到来です。

小休憩しようか?
いや、記憶が正しければもうすぐ休憩ポイントなハズ。
なんとか走りきろう!!


僕のメンタルを攻撃するジャクソンズ&腰に耐えつつ、ペダルを踏みしめ走る事数分……



着いた!!!!

道の駅
湖北みずどりステーション

時刻はpm 1:05
ここで!!!!お昼ごはんを食べよう!!!!

湖北みずどりステーション

サイクルラックに自転車を引っ掛け店内へ。
入って左側が食堂、小さなパン屋さん。
右側が売店コーナーとなっていました。


売店をうろつくと…メダカを発見!
※店内の写真これしか撮って無かたす。小学生か!!!!


お弁当が売っていましたが、せっかくなら食堂で食べようか?


いや、ここは手っ取り早くお弁当で済ませよう。


いや、今後を考えると…店内の涼しい環境でしっかり休憩した方が良いんじゃないか?!


いや!!よく考えろ!!!!僕は猫舌だ!!!アツアツのご飯は余計に時間がかかる!!!!タイムロスは許されない!!!!


そんな葛藤を繰り広げ、売店と食堂をシャトルランする事3回。


君に決めた!!!!


ソースカツ丼
・フレンチトースト
・あんぱん
を購入!!!!


入り口付近に設置された、テラス席でソースカツ丼を頂きましたが…

めちゃめちゃ美味しかったです。

パンをポッケに詰め込み、ボトルを満たし……


pm1:22

ライド再開!!!!

僕は相変わらず南へ向かいます。

琵琶湖の東側

休憩を終えると、腰&風はかなりマシになっていました!

ジャクソンズ!!!!
腰!!!!!!!!
もう来んでエエで!!!!



しかし、別の問題が発生。


スマホが残り8%


背中でアツアツになっていた僕のスマホ
原因は不明ですが、気がつけば残り数十分の命となっていました。


とりあえず嫁に、
スマホのバッテリーがもうじき切れる!!遅くても10時迄には帰れると思う!!!!」


と、最後のメッセージを送信。



そして、走ること約30分…長浜城を通過!!!!


バッテリー残り2%!!!!


流石にこの先写真0枚ってのはブログ的にマズ過ぎるので、コンビニでコレを購入!!!!

スマホとバッテリーを一旦サドルバックに寝かせます。


ついでに、アイスを食べながら小休憩。


pm 1:55 現在地はココ。




次の休憩ポイントまでは約40km…


さぁ行こう

続、琵琶湖の東側

家までの距離を地道に減らしていくという、これはもう作業です。

そして、再び問題が発生。

というか、ずっと発生していたのですが………





















つまらん!!!!
1人のビワイチはつまらん!!!!

↑これぐらいの感じで吐き捨てたいぐらい、つまらんのです。
(ビワイチラバーな方々すいません。でもこれが本音なのです。)


前回の3人で走ったビワイチはあんなに楽しかったのに!!!!なんてこった!!!!

オートマチックモードに切り替わり、自動的に回る脚。

暇なのでポッケのフレンチトーストを食べたのですが……


激ウマやわ!!!!


想定外のウマさにニヤニヤしながら走って行きます。


フレンチトーストを食べ終わると、もう"思考"する位しかやることがありません。
自転車に乗っているのに"暇"という事が想像出来るでしょうか?

頭の中で色んな事を考えていると……


ある重大な事実が発覚。
ビワイチをゴールしたら、また宇治川ラインを通って帰る予定だったのですが、このペースで行くと日が暮れてしまう可能性がある。



宇治川ラインは……有名な…













心霊スポット


真っ暗な宇治川ラインは絶対に避けたい。
最悪日が暮れてしまった場合、浜大津から京都へ抜けるルートで帰る事も考えましたが、距離も伸びて帰宅時間も遅くなる…


急がねば!!!!



約1時間半のペダルを回す作業を経て…


pm 3:24
ファミリーマート 近江八幡白王町店へ到着!!
サドルバッグからスマホを解き放ちパシャリ。



スマホの残バッテリーは

18%
微妙!!!!



ココまで来たぞぁ!!!!!!!!


ファミマでの小休憩を終えると再出発!!


次の目標は琵琶湖大橋!!!!意外とまだ遠い!!!!

田んぼ道を走ります。

猛暑日ではないものの、安定の8月の暑さ。
時折、ボトルの水をヘルメットの上や、首の後ろにぶっかけますが、完全にお湯です。


脚&体力的にはそこまでダメージは無いのですが、メンタルが結構キテいます。


こーいうキツい局面では、だいたいあの曲が脳内に鳴り響くのです。


♪負けない事、投げ出さない事、逃げ出さない事、信じ抜く事、駄目になりそうな時、それが一番大事。by 大事MANブラザーズバンド




そして、毎回こう思うのです。











結局どれが一番大事なん?


①負けない事
②投げ出さない事
③逃げ出さない事
④信じ抜く事


4つあるんです


ダメになりそうな極限の状態で4つも抱えさせるのはスパルタ過ぎるので、大事MANズさんには早急に「そろそろ本当の一番決めよう会」を開いて頂きたいです。


因みに、僕は「信じぬく事」へ一票!!!!

いつか家に辿り付けると信じぬく!!!!



pm 4:14

サイクリストの聖地へ到着

BIWAKOモニュメントは大人気。
時間がかかりそうだったので諦めました。

ビワイチ終了

pm 4:24
琵琶湖大橋の交差点を通過すると、ここからは南湖。

北湖の長すぎる東側が終わった事により、精神的にかなり楽になりました。


このペースで行けば日暮れ前に宇治川ラインを突破出来るハズ!!!!そのまま行けい!!俺よ!!


近江大橋を越えると、ゴールはもうすぐ!!!!


哀愁を感じます。




そして、遂に……pm 5:13


ビワイチゴール!!!!

沸き上がる達成感!!!!

もうシンプルに嬉しい!!!!


喜びも束の間…
家に帰るまでがビワイチだという事を思い出します。


そして、スマホで日の入り時間を確認すると…pm 6:48


只今pm 5:18…

宇治川ラインへ急ごう。

さよなら琵琶湖

約10時間前に通った道を走って行きます。
10時間前に比べるとかなりズタボロに成り果ててしまいました……※特にメンタル

宇治川ラインを走る!!

宇治川ラインを走っていると…今朝お世話になった"アレ"と目が合います。



Oh……僕は急がないとダメなんだ…

幸い今は"アレ"の調子も良い……君のお世話にならなくても大丈夫なんだ…

そんな見つめないでくれ…

こんな所で時間を浪費する訳には……




























腰を伸ばします

腰に痛みはありませんでしたが、スルー出来ませんでした。

というか、みずどりステーションの前の激痛以来、一度も痛む事はありませんでした。

僕の腰はどーなってんのや!!!ありがとう!!!!



宇治川ラインへ復帰!!!!



暫く走ると左折!!!!
そして、307号線に入り、進んで行きますが……



強烈な渋滞


車の間に挟まれ、少しずつ進んで行くと…

やっと渋滞が緩和!!!!


トラックと乗用車が大クラッシュしていました。


気を引き締めて帰りましょう。


時刻はpm 6:29
夕焼け空が綺麗です。

闇を走る

307号線を下って行くと、城陽市へイン!!!!


木津川を越えます。

だんだんゴールが実感できる距離になってきました。

行きと同じく307号線をそのまま走り、枚方へ出てもよかったのですが、帰りは清滝峠を越えて行く事に。

峠を越えて大阪へゴールした方が…
なんか感動的やん?


地図をチェックし、2ルート思い付きました。

①木津川沿い~163号ルート
②307号~斜めにズドンルート

②の方が距離的にも良さげなので、

②に決定!!!!


307号線を進んで行き、東部公園を左折!!!!
71号線(枚方山城線)へ入ります。

ズンズン進むと、まぁまぁな坂が登場……

一生懸命登って行きますが………








絶対間違ってるわ


Google Mapを確認すると、案の定間違っており、ムダ登りしてました。

正解ルートへ引き返し、進んで行きます。


が!!!!


一向に終わらない登り。
どんどん薄れていく人の気配…
そして、日は落ち漆黒に包まれていく僕…
右手には動物霊園…






発狂してもいい?



こんな山とは想定外でした。
清滝峠を諦め、307号線をチョイスしていれば平和に大阪へ帰れた事でしょう。

しかし!!
まぁまぁ登って来たので、もう行くしか無いのです!!!!

登りの終わりが見えない不安。
闇に対する恐怖。
かなり消耗した体力。
削りに削られ今にも折れそうなメンタル。


この名前も知らない登り坂で、僕はめでたく


ボロ雑巾と化します。




なんとかピークらしきポイントに到達したボロ雑巾は、バーーーっと闇の中を下っていきます。
いや、転がり落ちていきます。


163号線へ合流し、暫く走ると……


pm 7:44
清滝峠(奈良側)のスタート地点に到着。

さぁこれがラスト
ボロ雑巾vs清滝峠

の開始です。


ボロ雑巾は一生懸命ペダルを回した。
いや、目一杯踏んだ。
そして、暗闇の中。
今まで走って来た道のりを思い出していた。
綺麗だった朝日。
腰を伸ばす器具。
美味しかったあんパン。
リトルのり弁。
美しい比叡山
ログが切れた事。
ショックだったかぐや餅。
念願の奥琵琶湖パークウェイ
腰羊。
綺麗になってたトンネル。
マイケルジャクソンズ。
湖東の無限に続く道。
広大な琵琶湖。
サイクリストの聖地。
腰を伸ばす器具。

不思議だ。
あんなにつまらなかった東側さえも、"つまらなかった事も全て含めて"楽しくて、美しくて、尊く感じる。
もうすぐこのライドも終わってしまう。
そう思うと、少し寂しくなった。
ボロ雑巾は今日1日分の思い出全てをペダルに乗せて頂上を目指した。
あっという間に清滝峠は終わってしまった。







ただいま!!
大阪ぁ!!!!


遂に大阪へ帰って来ました。

清滝峠を下ると、ゴールはもうすぐ。

いつもならノンストップで帰ってしまう所ですが、今や僕は"ボロ雑巾"。


コンビニへ転がり込み、最後の15kmの為に補給します。
リポDゼリーを3秒で飲み干し、ラストラン。


そしてついに……

pm 8:55

帰宅!!!!!!!!

記録(なんとか1つに統合する事に成功)


やっっっつたぞーーーい!!!!

家に帰ると子供達が玄関まで駆けつけてくれて、ボロ雑巾は半泣きになりました。

自走ビワイチを終えて

やっと決行した自走ビワイチ。
正直ナメてました。
初めての300km越えでしたが、家を出発してから約17時間かかり、見事にボロ雑巾と化しました。

まだまだ修行が足りんです…


しかし、今までのロングライドの最長記録は235kmだったので、100kmぐらい更新出来た事は素直に嬉しい!!!!

無限の東側を走っていた時が一番メンタル的にキツくて「もう二度とビワイチするか!!!!」と思ってましたが、終わってみれば、記憶が美化されているんですよね…。

きっと僕はまた行くのでしょう。

今回一番感じた事。
それは、ロングライドは誰かと行くべきだという事。
1人のロングライドはただの修行ですね。
楽しみたい方はグループでのチャレンジをおすすめします!!!!




最後のボロ雑巾と化した登り坂で"川柳"が降って来たので、この言葉で締め括りたいと思います。


















ホントに長かったですが、最後まで読んで頂きありがとうございました!!!!!!!!




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