マメとニンジン

ロードバイクと僕

亀岡霧のテラス→嵐山へ。リミットは15時!

ここのところ異音との戦い記事ばかりだったので、ライド記事を書きたいと思います。


何気に直近のライド記事を書くのは初なのです。
これまではずいぶん昔の記憶を解凍して書いておりましたが、今回は経験したてのホクホクの記憶に、ワクワクしております。







2020年3月20日(祝金)
この日15時まで時間を確保出来たので、亀岡の霧のテラスという所へ行くことにしました。

霧のテラスとは↓

運が良ければ、雲海が見れるらしいです。
ロードクエスト」というヒルクライムのアプリで見つけ、行ってみたいなと思っていたのです。
因みにロードクエストも超オススメです。
ヒルクライム好きな方は是非に!





前日にライドが決定し、急だったのですがダメ元でメンバーを集うことに。
ソロでもいいですが、グループの方が楽しいからね!!






「急やけど明日自転車行く予定やねんけど、一緒にどうだい?
早朝から出て3時リミットやけど( ´゚д゚)」



たかお君
「走りましょう( ◡̈)ง」







なんというレスポンス&キレの良さ。
めちゃくちゃ嬉しい。
ちょっとジャンプしてしまったぐらい嬉しい。






もう1人お誘いしたのですが、その人はチームで走るらしく、今回は
僕&たかお君
のタッグで行くことになりました。


お誘いした人のチームは嵐山へ行くらしく大まかな方角は一緒なので、タイミング合えばランデブーしましょうということに!





いざ!!
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朝7時集合。
久しぶりに見た、たかお君のジャイアントにはDHバーが取り付けられていました。
DHバーとは↓

↑こんなやつです。


アマゾンの安いやつをお試しで装着させてみたらしい。これかな?↓





たかお君
「なんか、ちゃんと付けれて無くて、グラグラなんですよ~」



いや、めっちゃ危ないやん。笑



そんな会話を交え、スタート。
とりあえず淀川を越えないと行けないので北上していきます。





信号運が抜群に悪い中ズンズク進んで行き…




約8時淀川到着。
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あの山を越えて行きます。
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そして、
「43号 豊中亀岡線」を経由し亀岡へ!
と、その前に、コンビニで小休憩します。
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休憩もそこそこに43号 豊中亀岡線を目指します。
土地勘がゼロ&方向音痴の相乗効果で、無駄なルートも交えつつなんとか登坂開始。


徐々に山っぽくなって来ました。
ゆるーくながーい坂道を登進んで行きます。



登坂しながら、最近話題のコロナの話をしてたのですが、風が強く吹く中、彼がこう言います。



「すいません!4割しか話聞こえてないす!」

これ以上会話をするのは止めておくことにしましょう。



気持ちの良い道を進みます。
ランナーさんがいました。
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亀岡市へ突入!
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暫く進むと
亀岡カントリークラブの看板を発見!
左折します。



ここで再び

「なんで自転車って楽しいんかなー?」

と、ほのぼのした会話を交わしていると、


いきなり激坂が出現。

15%~20%ぐらいでしょうか?
短いので、勢いで乗り越えます。



その後、亀岡カントリークラブを右手に進んでいきます。
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そして、約10時到着!

亀岡霧のテラスです。

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絶景ですね。
ぶっちゃけそこまで期待していなかったのですが、予想以上に良かったです。

景色を眺めながら、補給食を食べます。
そしてその後の動向を話し合います。



もし、嵐山へ向かう場合、嵐山を12時ぐらいに出ないと15時帰宅は厳しい…

只今10時…
ここから嵐山まで2時間…
地図で見る限りそう遠くない。


「っしゃ行こうか。」


決定です。
時間はカツカツになるかも知れませんが、ここままUターンして帰るのはドラマチックに欠けます。

そして、誘った方の○○チームと連絡を取ると丁度嵐山でランデブー出来そうなアンバイ!!




しかし、この選択によって時間に余裕が無くなり、せわしないライドになってしまうので、たかお君に申し訳ない…
そこでこう提案しました。





「時間カツカツなるかもやから、たかお君時間あるなら、嵐山で○○チームと合流してその後そっちと走るか?俺シャッっと帰るし(^-^;」



たかお君
「それはダメでしょ!そんなんダメですよ。」



これは野暮な提案でした。
逆の立場なら、行きたかったとしても
「ハイ!そっちいきますわー!」
とは絶対言えない…



しかし、そう言えないのでは無く
「せっかく一緒にスタートしたんやから最後まで一緒に走ろうぜ。寂しいことゆーなや。付き合うで。」
彼は多くは語りませんでしたが、そーいう気持ちを感じました。

そうだ。最後まで一緒に走ろう。





ドラマチックな展開になってきたじゃないか。

※僕の見当違いだったらハズい








霧のテラスを亀岡方面へ下ります。
ヒルクライムのスポットらしい坂道が続き、絶賛登坂中のローディーさんとすれ違います。
次は亀岡側から登ってみたいものです。




亀岡の市街地を抜け、嵐山を目指します。

401号線を経由します。
↓こんな所です↓






暫く進むと


[全面通行止め]


の看板が…



ミーティングの結果、行ける所までいってみようという事に。

途中から、ダートになります。
完全なるオフロード。
グラベルロードやMTBなら最高かも知れませんが、こちとら25Cのロードバイクです。
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途中、MTBの女性ライダーとすれ違います。
てことは、道は繋がってると言うことですね。
というか、MTBガールがカッコ良すぎました。


パンクに気を付け道を選びながら時速20km以下の速度で慎重に進んでいきます。
気が付くと舗装された道に変わっていました。


川を見てみると、JR?を発見!折角なので電車が通るのを待つことに。






なかなかこない…





諦めかけたその時


「ゴー」



「ゴー」



「ゴー」



この音は!!

カメラを構えます。
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とってもいいじゃないか。






先に進みます。
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その後予想外の激坂に後輪が空転したりしましたが、無事京都日吉美山線に合流。

401号はアブノーマルなコースだった為オススメはしません…



しかし京都日吉美山線は最高です。
(写真まったく撮って無いけれど)





トロッコ保津峡駅
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火曜サスペンス劇場等で登場するらしい赤い橋
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赤い橋を越えると六丁峠の始まりです。

保津峡側から六丁峠を登るのは初めてです。
以前、嵐山側から登り保津峡側に下った時に

「キッツい坂やなぁ」

という印象があったので覚悟して登ります。


が、予想していた程のスパルタではなくてひと安心。
キツいのはキツかったですが。



そして最高のポイントでパシャリ
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後は六丁峠を下り嵐山へ向かいます。

森を抜けると突然観光地が出現します。
下界に降りてきた妖怪の気分です。
このギャップが好きです。




嵐山の観光地中心街までもう少し、という所の信号で


「ぁあぁー!」

と大きな声が響きます。

たかお君、豪快な立ちゴケ
見事大の字になっていますが、すんごい滑らかな受け身でした。
ディレイラーガードが付いていて良かった。




渡月橋到着!!
コロナショックだというのに観光客は相変わらず多い。
人の海だぁ!!


とりあえず、何か食べることにしました。
僕はホットドッグ
たかお君はバケットサンド?
を食べます。
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ホットドッグ450円







高ない?
まぁ嵐山価格なので仕方ありません。



ジャストタイムで○○チームも近くに居るとの事で合流し、皆で楽しくお喋りをします。
久しぶりにお会いした方もいたのでめっちゃテンション上がりました。




お話していると、楽しくて15時に帰るというミッションを忘れてしまいそうなので、早々に旅立ちます。




「リミットなんでもう行きますわー!!また一緒に走りましょー!」



○○チームキャプテン
「ちょ!今から呑みにいこや!!」



キャプテンはホント面白い人ですね。
満面の笑みでペダルを回しました。




この時約12時半
時間はカツカツですが急げば間に合う?!


そして、全力のどや顔で、たかお君にこう言います。
「ノンストップで行くぜ。」




たかお君が言います
「オッケーです。」




桂川サイクリングロードを超軽快に走って行きます。
最高に気持ちがいい。

「俺は風だぁ!!俺達は風なんだぁ!!」
そんな感じです。




約13時10分
さくら出会い館到着!!
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休憩するんかい!!


張り切り過ぎたのでちょっとだけ休憩することに。

しかし、いいペースです。
「このまま行けばイケる!!」
微糖のコーヒーをグッと飲み干し淀川サイクリングロードへ突入します。





ここで問題が発生しました。

爆風
否、これはもはや壁風です。



強烈な風が僕たち二人を容赦なく襲います。
20km位しか出ないスピード…
消耗する体力…
迫るタイムリミット…




ここで、たかお君DHバーを発動。
う、羨ましい…

そして、僕は言います。
「ちょ!たかお君!背中借りるでー!」

僕が後方に移動すると同時に彼がスピードアップします。
そう、特急列車タカオエクスプレスの発進です。




遠くなる彼の背中…
これ以上上がらないスピード…
完全に千切れる僕…



30m位離された所で千切れた僕に気付き、タカオエクスプレスは停車して待っていてくれました。



情けねぇ…




その後、鈍行へ戻り会話をしていると…

衝撃事実が発覚します。
たかお氏はロードバイクを初めてから一回もどこの筋肉痛にもなったことが無いらしい。


意味が分かりません

毎日ローラーブン回しているのにも関わらずです。



君はハルクなのか?





途中サイコンを落としたりハプニングもありましたが、教育大関西医大休憩所に到着。

(全くノンストップじゃない)



車止めを越え休憩所ゾーンに入ったその時


「うわぁー!」

後方を振り替えると、遠くの方でたかお君が自転車に乗ったまま芝生に不時着するのがうっすら見えました。
本日二度目の立ちゴケです。
どうやら右クリートが外れなかった模様。
芝生で本当に良かった。


本人が言うには一回のライドでだいたい二回立ちゴケをするらしい。




いや、コケすぎやろ。笑

もう二回使ったので、この先は大丈夫でしょう。




その後なんとか壁風に耐え淀川サイクリングロードを突破!!

だがしかし、この時点で14時10分…


ヤヴァイ…




しかし、彼は言いました。
「イケますね」
やっぱり君はハルクなのかい?



必死でペダルを回しますが、速度が全然出ません。
お腹もペッコペコです…





信号待ちで彼に聞きました。
「今何が一番食べたい?」






たかお氏
ハンバーガーです」




「それだ」




ハンバーガーという単語を聞いた瞬間頭から離れなくなってしまいました。





劇団スカッシュの「ナメトコシータ踊ってみた」という動画を子供が好きでよく観ているのですが、冒頭の「ハンバーガー」と言うシーンがあるのです。
もう今それなんです。
約25秒の箇所↓






嵐山であんだけイキって
「ノンストップでいくぜ。」
と言っていた僕ですが
今となっては
ハンバーガー」
と小さく呟きながら必死でペダルを回すおっさんになってしまいました。





再び信号待ちでハルク氏が言います。
「疲れてますねぇ、ちょっとペース上げないと厳しいですよー。」



「が、がんばるわー!」

鬼監督です。






「流石に腹へったし、ちょっとコンビニでなんか食べようか??」


ハルク氏
「僕は大丈夫です。帰ってからビール飲んでハンバーガーたべます!」

強えぇ!なんというメンタルだ…





後家まで2kmという地点で



TIME UP!!!!

15時を迎えてしまいました。




本当にお腹が緊急だったので、ローソンでパンを食べます。
ミニスナックゴールドと味一緒で細長くしたやつを食べます。


たかお君にも一欠片あげて、
「なにか買ってこないのかい?」
と、聞いた所。


「僕は帰ってビール飲んでハンバーガー食べます。」


なんというストイックだ。脱帽だ。



たかお君との別れ際
僕が
「15時越えてもうたなぁ…」
というと


彼は
「でも、まぁまだ15時っすよ(^-^)」
と言います。

なんか、めっちゃカッコええやん…





そして最後にアツい握手を交わし
約15時15分ゴール!
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しんどかったですが、めちゃくちゃ楽しいライドでした。
リミットに付き合ってくれた、たかお君に感謝です。
本当に本当にありがとう。
また一緒にアドベンチャーへ出掛けよう。



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