世界に1つのサイコンマウント!自作!
前回の記事で書いたのですが、brytonのサイコンマウントを魔改造してからと言うもの
という創作意欲が高騰していました。
bryton サイコンマウントを魔改造!! - マメとニンジン
今装着している激安マウントは問題なく使えてるのですが、「いつかへし折れてしまうんじゃないか?」と言う一抹の不安がありました。
その不安を取り除くべく、マウントの王道レックマウントに乗り換えようと思ったのですが……
僕が欲しいやつは6000円とかします。
自転車病により金銭感覚が麻痺して来ているとは言えど、これはポチれませんでした。
沸いてきた構想
基本的な構造は激安マウントと同じくステムのボルトに装着するタイプにします。
サイコンを嵌め込むプラスチックのパーツはレックマウントの補習用パーツを使うことに。
こんなやつ↓
裏面のキャットアイのライトを着ける為のパーツはこんなのを使います。
[asin:B078XXNPSD:detail]肝心の本体はマシニングセンタと言う工作機械を使い
購入したパーツ無しで、全て削り出す事も可能だとは思いますが色々シンドイので、本体のみ削り出す事にしました。
今回マウント本体を製作するに当たり僕が重要視する事。
- 頑丈
- 頑丈
- 頑丈
そう。
少々重くとも、安全で頑丈なガッチガチのマウントを作ろうと思っております。
本体の素材
最初は
or
A7075(超超ジュラルミン)
を使い超超超イイカンジにしようと思ってたのですが、材料費を節約したかったので、その辺に転がっていた謎のステンレスで作ります。
これを使います。
形状を考える
先ほども言いましたが、基本は今のマウントの形状をパクります参考にし、改良を加えます。
この長穴は色々なステムに対応するための形状なのだと思いますが、これが強度を無くしている原因だと僕は思います!
なので、ステムのM5ボルトが通るΦ5の穴二ヶ所をピンポイントで空ける事にしました。
穴のピッチはDEDA SUPERZEROのステムに合わせる為、今後ステムを別の物に交換したら使えないと言う、男気設計です。
なーーーに、ステムを違うものに変えたらまた作れば良いのさ!!ハハッ!!
本体とステムの間にスペーサーを噛ましているのですが、このスペーサーも本体の形状として作ることにしました。
理由は、なんとなくカッコいいからです。
今のマウントはちょっと前に出すぎている感があったので、少し短くし、キュッと締まった感じにしようと思います。
これらを踏まえた上で図面を描きました。
三角法で書いたつもりですが、色々オカシな点がありますね。
まぁ自分が読めたらいいんです!
先へ進みましょう!
いざ切削
まず先ほどの謎のステンレスを6面フライス(6F)します。
※6面フライスとは大まかな外径に削り出す事です。今回の場合は20×42×74に削りました。
綺麗になりましたね。
第一工程
ここからが始まりです。
まずはステムと接触する部分を削り出して行きます。
プログラム上はこんな感じです。
加工について詳しく書くと恐ろしく長くなる&工作ブログになってしまうので、割愛させて頂きます。
削ります。
切削水をぶっかけているので何が起こっているのか全く見えませんね。
めちゃビックリしているカエルみたいなのが出現。
ちょっと可愛いです。
第二、第三工程
第二工程は先端のR(丸み)を削ります。
(この工程の後の写真撮るの忘れました(*_*))
第三工程は先ほどの裏を削ります。
バリバリいきます。
このようになりました。
それっぽくなってきましたねぇ!!!
第四工程(最終工程)
レックマウントのパーツ&キャットアイライトのパーツを取り付けるためのタップ穴を空けます。
M2.5とM3です。
ここが一番緊張した加工でした。
ステンレスは削りにくく、細いドリル等は油断するとポキッと刃物が折れてしまいます。
高ぶる心拍数を抑え込み、機械のスタートボタンを押します。
意外とあっさりクリアできました。
それから、ステム側をくり貫き、全周をR1で面取りします。
いよいよ完成
実働時間で2、3時間ぐらいでしょうか?
毎日コツコツと作ったので3日ぐらい掛かってしまいましたが、やっと完成しました。
マイマウント!!!
裏側
側面
ハイ!設計間違えてたねん!!!
作りながら寸法変更や、形状を考え直したりしていたので、うっかり間違えてしまいました。
まぁサイコン装着したら見えない部分なので、良しとしましょう!!!
ライトのパーツも付けます。
激安マウントと比較してみる
横に並べてみました。
激安マウントの方がスタイリッシュでクールです。
一方僕が作ったマウントは重厚感が凄いです。
まるでターミネーターです。
めっちゃ強そうじゃないですか??
どちらが好きかは人によって様々だと思いますが、僕は断然自作マウントの方が好きです。
両手に持って比べてみます。
激安マウントの三倍ぐらいは重いです。
このマウントをターミネーターと呼ぶ事にしました。
マイバイクへ装着!!
お待ちかねの装着タイムです。
装着!!
あれっ?
ステムと干渉します。
これはシンプルに設計ミスです。
なので、スペーサーを噛まし装着。
※スペーサーを噛まさなくても良いように、一体型にしたにも関わらず、結局スペーサーを噛ますと言うドンマイな結果に。悔しいです。
サイコンを外すとこんな感じです。
正面から
お外で
最後に感想
頭の中にあるモノがだんだんと形に成っていくのはホントに楽しい。
ミスもありましたが、僕の要望通りガッチガチのマウントが完成しました。
マウントターミネーターを掴んで力を加えてみますが微動だにしません。
望んだ結果となり大変満足です。
チラッと見える銀色もカッコ良くて、テンションを上げてくれます。
これを期に今後も色々なパーツを自作していこうと思いました。
そして、二台目ターミネーターを作るとすれば超超ジュラルミンを使おうと決めました。
※少々どころか激重だったので。
このターミネーターと共に走るのが楽しみです。
そして、途中で出会うであろうローディーさんに
「?!そのマウントはどこのやつ??」
と、聞かれた際は胸を張ってこう答えたいです。
「自分で作ったんす( ゚ー゚)」
「ターミネーターっす!」
と!
いやー聞かれたい!!!!!!!
絶対に聞かれへんけど!
長くなりましたが、最後まで読んでくれた方々!
ありがとうございました!
↓ポチっと押して貰えると喜びます。
にほんブログ村