六甲山で4000m↑?!僕たちの六六甲チャレンジ!!!!中編。
前回の続きです。
六甲山の6ルートを1日で登り切る
僕は「なべさん」というお兄さんと共に、このチャレンジを決行!!!!
しかし、一本目の蓬莱ハニー坂・二本目の逆瀬川ルートを終え、想定外のダメージを負ってしまいます。
そして…
という現実に絶望感を抱きつつ、三本目のルートへと自転車を走らせたのでした。
三本目!!!裏六甲!
三本目は裏六甲です。
なべさん情報によると、今回のルートの中で一番イージーらしく、一本目、二本目がヘビーだったのでここで休憩クライムという作戦です。
自転車を西へ走らせ、
ここの自販機で空になったボトルを満たす予定だったのですが、中へ入ると…
と、いうジェスチャーを交え、あたふたするなべさん。
そんな、なべさんを見たハイカーの方が
と教えてくれ、
と、自分の脳が正常だった事に安堵するなべさん。
そして、近くにある自販機の場所を教えてくれたので、六甲山ガイドハウスを出ます。
外に地図があったので撮ります。
こーゆー地図好きなんです。
の様子を撮られる僕。
教えて貰った自販機でボトルを満タンにし、さぁ出発。
裏六甲のスタート地点まで下っていく中、工事用信号機を目にしたなべさんが、僕に呟きます。
スタート地点に到着。
もっと下からスタートする猛者も居る様ですが、僕たちはここをスタート地点とします!!
スタート前にスペックを紹介しましょう。
距離 3.8km
獲得標高 262m
平均勾配 6.9%
(Stravaセグメント参照)
前編に引き続き、なべさん作のこの素晴らしい地図をフル活用させて頂きます。
裏六甲スタート!!
なべさんからの事前情報で
と、聞いていたので覚悟していたのですが、全然イイ感じです。
派手さはありませんが、森に囲まれて落ち着いた雰囲気。
スタート直後、左手の駐車場?空き地?で、車からロードバイクを降ろしているご年配のアニキを発見。
こちらに気が付いたアニキは、こちらに大きく手を振ってくれたので、僕も大きく手を振り返しました。
なべさんと色んな話をしながら、ゆっくりと登っていると…
あれは!!
あの工事用信号機です!!!!
しかし…
信号機に届かず
信号と同じぐらいブルーな表情に染まるなべさん。
そんな、なべさん、そして自分を励ます為、
等、思い浮かぶ全てのプラス要因を口にしていきます。
こういうツラく、長いチャレンジの時は
という事も大切やと思うんです。
もう、この登りはずっと終わらない。
という覚悟(開き直り)が決まると、精神的に楽になる気がするんですよね。
そんな持論をなべさんに話すと…
伝わらなかった様だ
一本目、二本目が長かった事もあり、あっさりと裏六甲を突破!!!
am 11:13
トイレを済ませ、六甲山ガイドハウス少し休憩していると、1人のサイクリストが登ってこられました。
見た感じ、かなり息が上がっている…
そう言いベンチを譲ると…
とアニキ。
アニキのバイクを見てみると…
ヘッドチューブの所に
のステッカーが貼られています。
…
この人好きだわ。
僕は思わず
と話しかけると、アニキは凄く笑顔になって
「最初ここだけステッカー貼ってたんですけどね…こんなもん誰も気付いてくれへんから、後ろにも貼ったんですよ!!!!煽らんっとってな~!!!!ゆーてね!!!!」
と言うと、後に貼ったステッカーを見せてくださいました。
よーく見ると…
サドルバッグに自作のプレートをくっつけて、そこにステッカーを貼っているのです。
話を聞くと自転車には20歳ぐらいから乗っているらしく…
そう。
80歳!!!!
ベテラン通り越して、レジェンドです。
「ブログやってるんですけど自転車撮っても良いですか?!」
と聞くと、
「えっ?!僕も撮ってくれるんですか?!」
と最高のスマイルを見せてくれました。
てるてる坊主可愛すぎ。チェーン落ち等で手が汚れてしまった場合、このてるてる坊主で手を拭くらしいです。天才。
本当に夢がありますね
そして、僕たちは素敵なアニキとサヨナラし、次のルートである、
へと向かったのでした。
四本目!!!!表六甲!
裏六甲のゴール地点から、更に西へ走ると「丁字ヶ辻交差点」へ到着。
ここが、表六甲のゴール地点です。
下っていきます。
めちゃめちゃ景色が良くて、かなり気持ちのいいダウンヒル。
表六甲を走ると、先程「裏六甲はつまらないよ」と言っていた、なべさんの気持ちがわかる気がしました。
表六甲がステーキだとすると、裏六甲は筑前煮って感じです。ゴメンよ筑前煮。でも僕は君が好きだ。
信号でストップ。
果たしてなべさんの願いは、この信号機に届くのだろうか……
am11:43
スタート地点に到着。
スペックをご紹介。
距離 4.7km
獲得標高 414m
平均勾配 8.8%
(Stravaセグメント参照)
場所はここです。
これを見る限り「十三峠ちょっと長い版」って感じですね……キツ…
では、四本目!!!!
表六甲スタートです!
マイペースに登っていきます。
暫く登ると…あの信号機です!!
信号機に届いた!!
信号機でストップしたお陰で、だいぶHP回復しました。
登り再開。
結構登って来ました。
時折、神戸の街がチラッと見えてテンション上がります。
この四本目からツラさが一段階上がり、会話が明らかに少なくなる僕たち。
集中して登っていきます。
しかし!!
ここで、腰に違和感が…!!!!
去年の12月。
僕はぎっくり腰になり約10日間、何も出来なかったんです。
もし、腰が爆発してしまえば
六六甲チャレンジどころでは無いのです…
なんとか、腰に負担を与えないポジション、ペダルの回し方を探る中、「この事実はなべさんに伝えておこう」と、話しかけます。
…
なべさんがいない
僕が腰と戦っている間。
なべさんも色々戦っていたのでしょう。
表六甲はカーブが多く、なべさんの姿を確認する事ができません。
なべさんにテレパシーを送り、「腰を早く休めないとヤバい」という一心でゴールを急ぎます。
腰は最悪ですが、景色は最高。
そして、一足先に表六甲ゴール!!!!
すぐさま自転車から降り、身体を伸ばしながら、なべさんのゴールを待ちます。
いや、危なかった……。
pm12:33
目を隠していますが、相当キツそうな表情のなべさんでした。
記念に撮って貰います。
四本目、表六甲を終えかなり消耗した気がします。
しかし!!!!
この次は僕が一番楽しみにしていたハッピータイム!!!!
絶景の摩耶山へ!!
摩耶山の掬星台へ行きます。
表六甲のゴール地点「丁ヶ辻交差点」を西へ向かい、「神戸市立六甲山牧場」を左折!!
目的地の掬星台までは3.64km。
平均勾配は0.1%なのですが、アップダウンな0.1%なので平坦ではありません。
しかし、僕たちを待ち受けるのは絶景!!!!
ズタボロなおっさん二人ですが、ニヤニヤしながら、遠足気分で走って行きます。
pm12:55 到着です。
自転車を押しながら、絶景ポイントへ歩きます。
素晴らしいわ
なべさんに撮って貰いましたが、なんだかオネェなポージングになってしまった僕。
これはきっと疲労のせいですね。
マジで景色最高です。
展望台の説明プレート
"まるで手で星を掬えそうな景色"というのが掬星台のという名前の由来らしいですね。
写真を撮ったり、なんやかんやしていると…
・お父さん(40歳手前ぐらい)
・姉(小3ぐらい)
・弟(小1ぐらい)
という三人家族が出現。
お父さんが僕たちに声をかけて下さいました。
お父さん
「自転車でここまで登って来たんですか?!」
僕&なべさん
「そうです!」
お父さん
「自転車で!!!!登って来たんやって~!!!!!!!!」
子供達
キラキラした目をして子供達にそう伝えると、100点の反応を見せてくれる子供達。
そして、お父さんの興奮は加速していきます。
お父さん
「あの下から登って来たんですか?!」
僕&なべさん
「そうです!!今日色々登ってて、そっちとそっち方面からも登りましたよ!!!」
お父さん
子供達
子供達のテンションをブチ上げにかかるお父さん。
僕&なべさん
「逆瀬川ってわかります?宝塚の方なんですけど、そこら辺から最初上がってきたんです!」
お父さん
子供達
めっちゃ気持ちエエやん
そして僕は、自分の疲れきった猫背が鳩胸へと変わっていくのを感じました。
そして、子供達。
記念撮影するなべさん。
めっちゃ素敵な家族でした
去り際、姉がお父さんに
と提案すると、お父さんは
と言いながら、去って行かれました。
僕は、この場に及んで
と、心の中で呟いてしまった自分に、ビンタしてやりたい。
ラスト二本。
素敵な家族との出会いで、
ってぐらいにホクホクに仕上がってしまいましたが、僕たちはやるんだ。
掬星台の余韻に浸りつつ、僕たちは次のルートへと自転車を走らせたのでした……
続く。
最後まで読んで貰いありがとうございました!!!!!!!!
次回ラスト!!!!
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