六甲山で4000m↑?!僕たちの六六甲チャレンジ!!!!前編。
標高931 m
兵庫県南東部、神戸市の市街地の西から北にかけて位置する山塊。
そして、自転車で山に登る「ヒルクライム」において避けては通れない、関西の聖地なのですが。
僕……
ヒルクライムが大好きな僕にとって……これは
僕の住む町から六甲山へ行くには、都会を貫いて行かないとダメなんです。
もう、それが嫌で嫌で踏み出せずにいたのですが…
という、心強いお兄さんと出会います。
初対面の方と十三峠を登ったライド!! - マメとニンジン
それから、なんじゃかんじゃとありまして…
ついに先日!!!!
なべさんと共に六甲山に登って来たので記したいと思います!!!!
当日までのなんじゃかんじゃ
今年の1月。
なべさんと六甲卍固め(4方向から登るヤツ)をしましょう!!!!
という流れになり、遂に迫った決行予定の前日。
積雪の為断念
山を登る気満々だった僕達は、目的地を北摂の山々へ変更し、楽しい想い出を作ったのでした。※結局北摂も積雪。
真冬の北摂を巡る!!峠ハントライド!!!!前編 - マメとニンジン
真冬の北摂を巡る!!峠ハントライド!!!!後編 - マメとニンジン
六甲山は一旦お預けとなり
お預けの間。
僕の六甲山への想いはどんどん高ぶって行き…色々調べていると、
というチャレンジが存在する事を知ります。
簡単に説明しましょう。
・六甲卍固め
六甲山の代表的な4ルート。
「逆瀬川」「表六甲」「裏六甲」「再度山」を一日ですべて登るというチャレンジ。
ずいぶん下からチャレンジするストイックな人もいるようです。
・六六甲
六甲山だから六回登るという語呂合わせチャレンジ。
上記の卍固め+どこかしら二本足して6本登るというのが基本スタイル?
ただ、定義が色々存在し、「どこからどこを1ルートとしてカウントするか」などはフリーダムな模様。
それぞれが、それぞれの六六甲を目指す。
調べた限りでは、そんな感じっぽいです。
因みに逆瀬川ルートを6回登っても「六六甲」というらしいです。それは絶対嫌やけど
卍固め→六六甲へと切り替わる僕の脳。
問題はなべさんをどう説得するか…
僕は…
高ぶる感情押さえクールに、なべさんの目を六六甲へ向けるためにマジ白々しく、
「六六甲って知っていますか?卍固めとはまた違いますよね?」
と聞いてみた所…
なべさんは過去に一度卍固めに挑戦した際、もうギリギリだったらしく、「あれ以上は絶対無理だ」という思考が脳に焼き付いていたのです。
※その時の卍=140km3000m↑
そんな、なべさんでしたが、六六甲についてめちゃめちゃ調べてくれたらしく……
翌日、「六六甲」についての考察&手書きの地図が送られてきました。
イラストが上手すぎて感動
した業者レベルやん…
とにかく、僕はなべさんの目を六六甲へ向ける事に成功した様です。
その後、厳正な六六甲会議を経て、3月下旬に挑戦が決定!!!!
そして、ついに迎えた六六甲前日……!!!!
流行最先端のヤツ感染
二週間の外出自粛
オーマイガ
しかし、こればっかりは仕方ありません。
僕たちは予定を組み直し、自粛が開けた4月!!!!
六六甲する事に決定!!!!
遂に!!!!
ツイニ!!!!
まだ始まってないのに、ゴールした気分です。
胸熱です。
いざ、六甲山へ
am 3:30起床。
前日、胸の高鳴りですんなり眠りにつくことが出来ませんでしたが、寝起きはスッキリしております。
am 4:00出発。
今まで拒み続けていた、都心に向けて自転車を走らせます。
夜明け前の街は思っていたより、ずっと走りやすくてなんならちょっと気持ちが良かったです。
am4:42 (集合時間5:00)
集合場所「セブンイレブン大阪長堀心斎橋店」へ到着。
バンドマン時代は、ここいらをウロチョロしてましたが、引退してからめっきり来なくなりましたね。
クラブ帰りなのか、コンビニの前には「ファッションや、女の子の話」で盛り上がる若者の群れ。
そんな若者の鋭い視線に耐えつつ、ひっそりと佇んでいると……なべさん登場!!!!
挨拶も早々に、六甲山へ向け出発します!!!!
街を駆け抜けます。
淀川を越えます。
だんだん夜が明けてきました。
暫く国道2号線を走り、武庫川サイクリングロードへ!!
大きく書かれた
そんな僕の気持ちとシンクロしたかの様に昇る太陽。めっちゃ綺麗や。
この武庫川サイクリングロードを走るのは初めてなのですが、最高です。
その後、武庫川サイクリングロードを離れ再び街へ。
そんなこんなで到着しました。
六六甲ヒルクライムチャレンジ!!!!
記念すべき、一本目は……
一本目!蓬莱ハニー坂!
スタートの前に少し休憩&記念撮影。
ジレを脱ぎ、サドルバッグに詰め込みます。
もう、すっかり暖かくて、上下夏ジャージ+アームウォーマーという装備で全然イケます。
一本目の蓬莱ハニー坂ですが、なべさんが書いてくれた、素晴らしい地図を使い説明しましょう。
蓬莱ハニー坂とはここの事。
拡大します。
本来「蓬莱ハニー坂」とは「蓬莱峡+ハニー坂(逆瀬川ルートの合流地点)」までの事を言うのかもしれません。
最初は逆瀬川ルートの16号線合流地点までを一本目の「蓬莱ハニー坂」としよう!!
って話だったのですが、
「一軒茶屋までいかないと、男らしくないね…」
という、なべさんの男気発言により蓬莱峡スタート地点→一軒茶屋までを、一本目の蓬莱ハニー坂と設定しました。男気発言の後「あぁ言ってしまった…」と呟いておりました。
そして、「関西ヒルクライムコースガイド」というこの本↓によると、
関西ヒルクライムコースガイド (ヤエスメディアムック662)
・蓬莱峡
・有馬ルート
をそれぞれ1六甲とカウント出来るので、僕たちの蓬莱ハニー坂は実質2六甲とも言えるのです。
Stravaで今回の蓬莱ハニー坂のセグメントが存在したのでご紹介しましょう。
距離 14.72km
獲得標高 788m
平均勾配 5.4%
前置きが長くなってしまいましたが…
am 6:30
太多田川沿いの緩やかな登りです。
なべさんを先頭に、静かに淡々と登って行きます。
最初は普通の国道的な雰囲気ですが、徐々に山道っぽくなってきました。
暫く走ると、「アレが蓬莱峡か!!!!」という岩が見えました。
カッコエエ……
蓬莱峡という名前に負けない迫力です。
…
登る前から、感じていたのですが、尿意が強まって来ました。
その事をなべさんに相談すると、
「頂上のトイレがマジで綺麗で感動するから楽しみにしてて!!!!」
と、教えてくれました。
ずんずん登って行きます。
もう、この段階でお腹が空いてきたので、パワーバー的なヤツを食べます。「こんなん食べといたらエエんちゃん?」と、嫁が10本ぐらい買ってきてくれました。3本しか持ってきてないけど、気持ちは全部持ってきたぜ。
なべさんが僕を撮ってくれました。ポーズ!!
「船坂小学校前」という交差点で蓬莱峡ゾーンは終了。
ハニー坂方面へ左折!!!!
ハニー坂へ入ると雰囲気がまた変わり、より山っぽくなってきました。最高ですわ。
ハニー坂の由来と思われる「六甲みつばちハニー農場」を通過!!!!
蓬莱峡に比べるとしっかり勾配がある印象で「ヒルクライム!!」って感じです。
何かを指差すなべさん。
このハニー坂。めちゃ好きです。
ハニー坂のピークを過ぎると、下りになります。
まるで蛇の様な九十九折をぐにゃぐにゃ下って行きます。
自転車を始めた頃。
ロングライドの途中で下りがあると、「せっかく登ったのに、下ったらまた登らなアカンやん…はぁ…」とか思っていたのですが、いつからか、そんな事は考えなくなっていました。
そんな事を思っていると…
誰や!!!!こんなトコにマネキン捨てたん!!!!
ホンマ、チョロっと漏れるか思いました。尿意が凄いんだ
夜やったらギリギリアウトでしたね。
その後少し下ると、逆瀬川ルートと合流!!!!
ここからはもう逆瀬川ルートです。
よくインスタとかで見かける有名なトトロ!!!!
逆瀬川ルートと合流してから頂上までは、近いイメージでしたが、なかなかゴールが現れません。
芦屋市に入ったらしいですが、ゴールはまだです。
そして、脳裏に浮かぶ
という問い。
そう。
先程も言いましたが、ここはガッツリ逆瀬川ルート。
もう一回ここの道を登る事は確定しているんです。
トンネルが見えたら、ゴールは近いハズ!!!!
am 8:02
遂にゴール!!!!
いや、長かったぁ……。
そして、すぐさまお目当ての綺麗なトイレへ!!!!
インスタで、よく見るこれ!!!!トイレやったんか!!!!
僕はずっとカフェかな?と思っていました。
まさかの写真を撮り忘れてたので、知らない人は是非↓をチェックしてみてください。
頂上に到着した僕たちは、もうお腹がペッコペコ。
逆瀬川ルートを下った所にコンビニがあるらしいのでそこへ向けて出発。
そう。次のルートは…
二本目!!逆瀬川!
逆瀬川ルートを下って行きます。
ここです。
※この地図が超気に入っているので、使える場面は、すかさず使って行きたいと思います。
逆瀬川ルートを下りますが…
ただ、途中で「段差舗装」というシマシマ模様の凹凸がちょいちょい出現するんですが、これがなかなかのバイブレーションで、自転車&身体に地味にダメージを与えてきます。
コンビニに到着。
僕は、DAKARA・おにぎり×4つ・焼き鳥(常温)を購入。
焼き鳥と、チャーハンむすびを食べていると、なべさんが視界から居なくなった事に気がつきます。
周りを見渡すと……
橋の下を眺めるなべさんを発見。
何を思っているのだろうか。
とにかく背中の哀愁が凄いです。「帰りてぇ…」とか思って、無いよね?
コンビニを出ると、もう少し下って逆瀬川のスタート地点へ。
距離 11.27km
獲得標高 843m
平均勾配 7.5%
(Stravaセグメント調べ)
am8:47
二本目!!!!逆瀬川ルートスタート!!!!
最初は緩く、車通りも多い普通の道。
ゴルフ場沿いが終わり、大きい交差点までくると、やっとここから始まるって感じがします。
そして、先程の蓬莱ハニー坂との合流地点を通過。
かなり気温高くなってきて、もう汗だくなのでアームウォーマーを脱ぎ、ポケットへ詰め込みますます。
なべさんも、なかなかキツそうな表情…
と聞いてみると、
ゆっくりゆっくり登って行く中、ビュンビュンと六甲サイクリスト勢に追い抜かれてゆく僕たち。
そんな中……前方に僕たちのペースより少し遅い方が出現。
少しペースを上げて追い抜く!!!!
ただ前だけを見つめ淡々とペダルを回しているとちょっとずつですが、確実に近くなってくるゴール。
「もうちょっとですね!!!!なべさ」
後ろを振り返ると、先程追い抜いた方の近くで奮闘するなべさんがチラッと見えます。
どうする??
ペースを落として合流するか??
いや、ゴールはもうすぐだ!!
と、心の中で叫び、ラストスパート!!!!
そして、逆瀬川ルートゴール!!!!
なべさんが0%になっていない事を祈り、待つ事数分…
am6:30に蓬莱ハニー坂を登り始め…
am 10:05に二本目の逆瀬川ルートを終えた僕たち。
想定していたよりずっとダメージが凄い……。
しかし!!
僕は知っている!!!!
なべさんが、前回の卍固めから
僕は!!!!
今年に入ってから、登りを積むこと…9000m
が!!!!
去年、七葛を達成した実績があるんだ!!!!
七葛チャレンジ!!!!~限界の先へ~前編 - マメとニンジン
そして、暫く休憩した後、僕たちは三本目のルートへと自転車を走らせたのでした…
つづく…
最後まで読んで頂き本当にありがとうございます!!
まだまだ長い挑戦は続きますが、続編も読んで頂けるとめちゃ嬉しいです!!
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