マメとニンジン

ロードバイクと僕

フロントフォークvs僕 ザ・ファイナル

まだやっていたのかい?

自分でもそう思うこのタイトル。

始まりは七葛チャレンジでした。

その後無事解決!!!!

と、思われていました。


しかし、また再発した


異音。


「今度こそ、この戦いを終わらしてやる。」

と決意し、大胆な作戦を決行致しましたので、記していきたいと思います。
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これまでのおさらい。

上の記事をざっくり説明すると…
①フォークコラム割れる。
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②割れた部分をカットする。
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③明らかに長さが足りなくなる
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④無駄なパーツを生み出す。
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⑤色々考え直し、シンボー君という画期的なパーツを精製。
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⑥異音が発生。
ステムを削ってみるも無駄に終わる。
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⑦とりあえず、ステムを交換。
同時に激薄トップカバーへ交換。
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⑧結局、異音の原因はクイックリリースだった事が判明。
最強のクイックリリースを購入。

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やっと全てが丸く治まった!!!!

と思っていたのです。

異音が発生

さて、本題に入りましょう。

その後、機嫌よく乗り回していたのですが、ヘッドパーツが緩んでいる事に気がつきます。

何度も調整を繰り返しますが、結局緩んでくるヘッドパーツ。

検証した結果、プレッシャーアンカーがしっかり固定出来てない説が浮上。


クワハラさん(プレッシャーアンカー)までの距離が遠いのも原因かもしれません。
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そして、ある時…

ミシっ…

ついに異音も発生しました。



これは絶対にシンボー君が原因だ!!!!


と、完全に見切り発車した僕はすぐさま、ネットをコネくり回します。


すると……コラム内に

プレッシャーアンカーを接着する。

という方法を発見。


この「接着する」という手法は3T製のカーボンフォークのコラム(サーベロのフォークも)に採用されています。
軽量に仕上げるため薄く作られたコラムはステムの締め付けによって割れやすくなっている為、コラムの内側にアルミ製の薄いスリーブを接着し、そこへスターファングルナットを入れる事により、「コラムの強度が増す&同時にナットもガチガチに固定できる」という、もう


完璧な方法なのです。

これに成功すれば、もう二度とヘッドパーツが緩む事は無いでしょう。



やってやろうじゃあないか。
正気か?

パーツを精製。

3Tのフォークに挿入するスリーブは単体で販売もされています。

しかし!!

・3Tのフォーク用なので、コラムの内径が合うか不明
・そもそも、僕のフォークはコラムの長さが短い

という、2つの問題があるのでこのスリーブを使うのは却下!!


自分で精製します。

メモ帳とペンを取り出し、ざっと図面を描きます。
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汚ねぇ!

工作機械を駆使し、アルミの棒から削り出します。

作るまでにアレコレありましたが、多分誰も興味ない&説明が面倒なので、もう手っ取り早く出来上がったパーツをお見せしましょう!!!!




出でよ!!!!
シンボー君・ジ・エンド!!


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良いいぃぞっ!!!!

基本的にはシンボー君の形状を引き継ぎ、内部をくり抜き軽量化。
しっかり接着剤が行き渡る様、コラムの内径に、対し、このパーツの外径をΦ0.3~0.4mm程細くしました。(思いの外ガバガバで、心配です。)
そして、スターファングルナットを入れる仕様ではなく、このパーツ自体にM6のネジ穴を開けました。


この「シンボー君・ジ・エンド」をコラム内に接着し、合体させるのです。



※因みに「ジ・エンド」という名前の中には
・これで終わりにするぞ。
・失敗したらフォークはお釈迦。
という2つの意味が込められています。

後者にならぬ事を切に願おう。

接着!!!!

さぁ、決戦の夜がやって参りました。

いざ!!接着!!!!

の前に!!!!

接着剤の紹介をしておきたいと思います。

今回、大役を任される接着剤はコイツ!!!!
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メタルロック

チタン!!!!ステンレス!!!!炭素繊維に!!!!

と、書かれています。

もってこいの接着剤ですね。
※アルミを使っていますが。


さぁ、作業に入りましょう。
まずは、コラムの内径&シンボー君・ジ・エンドの外径に紙ヤスリで傷を付けます。
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この方が、表面積が多くなり接着力が増すらしいです。
シンボー君・ジ・エンドにM6のボルトを装着、このM6のボルトを持ち、メタルロックを塗る作戦です。

パーツクリーナーを使い、両者を入念に脱脂します。

そして、メタルロックを開封し、2つの液を混ぜ合わせます。
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混ぜ合わせていると、徐々に粘り気が出てきました。


ここからの作業はモタモタしていると、接着剤が固まってしまうので、スピーディーなおかつ丁寧に進める必要があります。


混ぜ終わったメタルロックを、シンボー君・ジ・エンドにたっぷりと塗り付けて行きます。


接着を行うと、もう後戻りは出来ません。


ぶっちゃけ自分でも

正気かおい??

と、思うこの作業内容。


しかし、

「踏み出さない者にその先はねぇ」

自分を奮い起たせ、覚悟を決めます!!!!











合体!!!!


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少し捻り込む感じでゆっくりと挿入。
心配していたガバガバ問題ですが、接着剤の粘り気のお陰で、良い感じにしっくり入っていく感じがありました。
多分良い感じで接着剤が行き届いているハズ!!!!


溢れた接着剤を拭き取ります。
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混ぜ合わせたメタルロックは、あっという間にパリパリになってました。
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頑張ったら、スマホケースとか作れそうな気すらします。
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これにて作業は完了。


この状態で一晩放置します。

結果発表

迎えた翌日。
フォークを確認すると、ガッチガチに接着されていました。

組み立てて行きます。
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トップキャップを締め付けると、明らかに今までとは違う

「ギュッっと締まっていく手応え」

があります。

そして、なんの問題もなく組み立てが完了。

十三峠へ、テストライドに行きました。
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結果。












成功したっぽいぞ!!!!


このフォークを装着し、約三週間経ちましたが今の所、フォークにガタが出る等の不具合は発生していません。
問題は耐久性ですが…………。

今後も経過を見守りたいと思います。

とりあえず、無事

フロントフォークVS僕

に終止符を打つことが出来ました。


同じ悩みを持った人への参考になればいいなと思う次第です!!!!











最後に一つ言っておきましょう。











絶対真似しない様に!!!!



最後まで読んで頂いて、ありがとうございました!!

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