ZONDA を改造!USB化&ラチェット爆音化!
僕はカンパニョーロのゾンダというホイールを使っているのですが、使い始めて約一年経った頃、グリスアップを施しました。
そして、AZのグリスを注入。これです↓
めっちゃいいグリスと評判なのですが、耐久性が不明で、土砂降り雨ライド等もしていたので、
と気になっていました。
グリスアップ施して約半年、そろそろ一度ハブの様子を見てみようかなぁと思っていた矢先……
こんな代物を発見。
サイクリングロードでラチェット音を
みたいな欲望は全くありませんが、僕はこういった目に見えない
「ハハハ。実は○○を改造しているのだよ。(ニヤっ)」
という、カスタムに心惹かれるのです。
そして、また心惹かれるカスタムを発見。
それは
もう、グリスアップついでにセットでやってしまいましょう。
ZONDA をUSB化
夜な夜な作業を開始します。
まずは前輪。
簡単な方から片付けて行きましょう。
・ここで少し説明です。
カンパニョーロのハブのグレードは
受け、玉、どちらもスチール
受けスチール、玉セラミック
受け、玉、どちらもセラミック
となっていて、
カンパニョーロはゾンダ以上
フルクラムはレーシング3以上
であれば、ハブの構造が一緒なので交換が可能という訳です。
因みにですが、厳密に言うとCULTの受けはセラミックでは無く、特殊な処理がされた
らしいです。
とっととハブをバラします。
ハイッ!
全くと言って良いほど汚れていませんでした。
シールの偉大さを目視確認。
こいつがベアリングです。(古いグリスは拭き取りました)
そして、玉を一粒一粒丁寧にリテーナーから外します。
静かな夜の中に鉄玉がトレーに落ちる「パンッ」という音が響きます。
「ん?なんかこの感じ知ってるぞ!」と脳内ライブラリーを検索した所………わかりました
名作
[BACK TO THE FUTURE Part3]にて
1885年にタイムスリップした主人公マーティが自分のご先祖の家で散弾銃の玉が入ったウサギを食べるシーンです。
この、玉を皿にコトンと落とす感じがフラッシュバックでした。
※約2:00の所です。
↓
リテーナーのみの状態
↓
セラミック玉装着
このやり方だと、ペラペラなリテーナーは折れてしまうんじゃないか?!という予感がしたので、一粒一粒入れ替えていきました。
玉を並べてみます。
黒い玉がセラミックです。
セラミックベアリングの出来上がりです。(右)
黒の玉かっこええぇ。
装着。
シールを装着。
そして、組み上げ、玉当たり調整したら完成です。
後輪も基本的に手順は同じです。
無事、USB化に成功しました。
このカスタムについて色々調べましたが、賛否あるようですね。
全て書いてくのは面倒なので、僕の考えを2つの言葉で纏めたいと思います。
自己満足
&
自己責任
ラチェット爆音化
さぁ、お次はラチェット爆音化のコーナーです。
後輪のハブをバラした際にチョチョイとやりました。
フリーハブをバラし3ヶ所の爪を押さえている輪っか状のバネを「グリンっ」と外します。
左が純正。右が強化版。
強化版はちょっと太く、コシが強い感じがあります。
バネを装着し、試しに手で爪部を押してみます。
スムーズに動いて無い感じもありますが、そのまま装着。
ラチェット機構が機能してません。
チェーンと同期のピストバイク仕様になってしまいました。
「とんでもない事をやらかしてしまったんじゃないか?!ええっ?!」
と、パニクりそうな自分を制御し、ラチェットの本来フリーの方向へ回しながら外します。
めっっっちゃ硬かったですが、無事外れました。
一瞬ゾンダンとのお別れを覚悟しましたよ。
そして、もう一度バネを外し、クリーニングし、少しバネを広げて装着します。
ちゃんと爪がスムーズに動く様になりました!
それでは、始めて動画を作ってみたので、ご覧ください。
※自転車が汚くて申し訳ありません。
USBの感想
気持ち走っている時の「コー!」とタイヤが転がる感じが滑らか?になった気がしないでもないです。
たぶんプラシーボですが、いいのです。
黒い玉が入った事で僕は満足です。