マメとニンジン

ロードバイクと僕

マメとニンジン

最終回なのか?!

と思わせるタイトルですが、ブログを始めて約半年、この記事でちょうど50記事目になりました。
このタイミングで、タイトルの「マメとニンジン」についての話を記したいと思います。

エピソード0的なやつです。

マメとニンジンとは?

トムハンクス主演の名作映画

フォレスト・ガンプ
にて、主人公の少年フォレストがジェニーという女の子と毎日一緒にいた事の例えとして
「僕達はマメとニンジンみたいだった。」

と表現しているセリフがあり、それが由来なのです。
アメリカではPEAS AND CARROTS というマメとニンジンの入った缶詰がよく使われ、一緒に煮込まれるらしいです。こんなやつです↓
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僕(マメ)にもニンジン的な存在が居るのです。
これから話すのはそんな、マメとニンジンの物語です。
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しかし、時代を感じる写真ですなぁ…笑


出会い

当時僕は京都に住んでいました。
(御堂筋翔くんと同じく京伏っす)

マメとニンジンは家が近所で、母親同士の交流で気が付けば友達になっていて、2歳ぐらいから交流があった様なのでマイファーストフレンドです。
よく近所を自転車で駆け回り、その事を「ジェイタイごっこ(自衛隊ごっこ)」と呼んで遊んでいた事をうっすらと覚えています。(恐らく五歳ぐらい)

その頃から、好きなモノの系統が似ていて、「ミュータントタートルズのオモチャ」や「レゴ」等でよく一緒に遊び、「ミュータントタートルズの映画」や「リトルフット」とゆうアニメ映画を一緒に観ていた記憶があります。
タートルズ好きすぎるやろ…
因みに僕は当時ドナテロ(紫)が好きでした。


僕は保育所で、ニンジンは幼稚園に通っていて、別々だったのですが、「小学校に入学したら一緒やな!」とウキウキしながら、一緒に小学校見学?にも行きました。


そう、僕達はマメとニンジンみたいでした。




別れ

そんな喜びも束の間。
入学の寸前に、僕が隣の小学校区に引っ越しする事になったのです。
中学校も別の校区だったので、ショックが大きかったです。

そして引っ越し前、僕達はお互いの名前を付けたミドリガメを交換しました。
(なんのドラマやねん。この手法思い付いた母親同士のセンス。タートルズ好きすぎるやろ…)


僕の方のミドリガメはすぐに天へ召されたのですが、僕の名前がついたミドリガメは現在もニンジンの実家で生きているらしいです(゜ロ゜)スゲェ…
↓写真を入手↓
f:id:peasandcarrots:20200621184151j:plain:w400(26歳女の子)

それから、別々の小学校へ入学。
たまに家族単位で遊んだりはしていましたが、小学校で新しい友達も出来て、自然と遊ぶ回数は減って行きました。


希望

小学二年?三年?ぐらいの時、朗報がありました。
なんとニンジンが引っ越しをするというのです。
小学校は別なのですが、中学に上がると同じになるのです!
これは嬉しかったです。

しかし、まだまだ中学まで何年もあったので、僕の中で「遠くにある1つの楽しみ」的な事柄になっていました。

そして、小学3年ぐらいを最後に、すっかりもう遊ぶ事は無くなっていました。


中学校入学

心のどこかにあった「遠くにある1つの楽しみ」がついにやってきました。
ただ、3~4年ぐらい会ってないので、子供ながらに


「なんて話そうか?」
「またマメとニンジンになれるんかな?」
「僕の知ってるニンジンのままかな?」
「ニンジンに仲の良い友達が居たら、割って入るのもアレやな」
「久しぶり過ぎてちょっと気まずいな…」

など、喜びと不安が入り交じった複雑な心境でした。


入学式の日、ドキドキしながらクラス分けの表を見ると…

ニンジンの名前を発見!

しかも、同じクラスです!

最初になんて話したかは覚えていませんが、僕らは気が付けば、同じクラブに入り、ニンジンは遠回りになってしまうのに、毎朝僕を迎えに来てくれ、一緒に登校。

離れ離れだったのに、洋楽や、洋画が好きな事も一緒で気が付くと、ほとんど毎日を一緒に過ごす様になっていました。
そう。
僕らはまた

マメとニンジン
に戻ったのです。


いろんな事をして遊びましたが
ニンジンの家にあった

8mmビデオカメラ
を使って、遊ぶのにドハマりしていました。

自作の寸劇を撮ったり、音楽を流して自作MV(ミュージックビデオ)を撮り、それを爆笑しながら観賞するという、今考えるとかなり黒歴史ですが楽しかったです。


ちょうどその頃、僕はギターを始め、ニンジンの父親がバンドをやっていて、ギターが達者だった為、色々教えて貰っていました。マイ師匠ですね。

そして、ニンジンは親戚からまさかのドラムセットを貰い、一緒にバンドやろうぜ!!
と、張り切っていました。
(ドラムセット貰えるってスゴイな……)



別れ、再び

「っしゃ、バンドやろうぜ!!!」という、タイミングで、急遽僕が、大阪に引っ越しする事になりました…
めちゃめちゃショックでしたが、家庭の事情なので仕方ありません。

大阪へ引っ越してからも1、2回程会いましたが、お互い新しい高校生活もあり友達も増え、自然とまた会うことは無くなっていきました。


結婚式

会わなくなってから、ずいぶん時が経ちました。
僕は結婚式をする事になり、ニンジンには絶対来て欲しかったので、めちゃくちゃ久しぶりにニンジンに連絡を取りました。
久しぶりのニンジンはやっぱりニンジンのままで全く違和感が無かったので安心しました。

それがキッカケでニンジンが今どんな仕事をしているのかや、ニンジン一家も僕らの育った町を出て、滋賀へ引っ越した事など。
今のニンジンを知りました。

ニンジンは映像制作の仕事に携わっている様で「中学の時8mmビデオで撮って遊んでいた影響があるかもしれんわ!」
と言っていて、なんかめっちゃ嬉しかったです。


僕はずっとバンドをやっていて、ニンジンはいつか
「バンドのMV作るし、作る時ゆってな!」
と言ってくれました。


青春、再び

結婚後も、僕はバンドをやっていて(嫁ゴメン)バンド内で話し合い「MVを撮ろうか!」となり、僕は

「ついにこの時が来た!」

とニンジンに連絡をしました。


ニンジンはやる気になってくれて、一緒に手作りのMVを制作しました。
中学の頃に8ミリビデオで遊んでいた事が、現実になった瞬間でした。

ニンジンは僕らのミュージックビデオを完成させてくれ、全部自分達で作った割にめちゃ良い感じで、YouTubeにも公開しました!


ニンジンの結婚式

MVの制作が完了してから、お互い忙しい日々で、また自然と会わなくなっていきました。

2、3年経ったある日、ふとニンジンから電話があり結婚式に招待されました。
めちゃくちゃ嬉しかったです。
そして、近況などの話で盛り上がりました。

「二次会でバンドをやろう!」ということになり、


ニンジン(ドラム)
僕(ギター)
ニンジンの友達(ベース)
ニンジンの友達(ボーカル)

にて、練習が始まりました!

中学の頃、結局一緒に出来ないまま終わってしまった、バンド。
10年以上の時を経て、やっと一緒に出来る時が来たのです。

何度か一緒にスタジオへ入り、練習していく中でニンジンの友達とも仲良くなり、楽しい時間を過ごしました。

スタジオの時間が楽しみなのと同時に、「本番がもうすぐ終わってしまう」と言う寂しさも感じていました。

いよいよ、迎えた本番。

大成功でした。

ニンジンの花嫁さんも凄く喜んでくれて、

もう、感無量です。


その後

ニンジンの結婚式を期に、以前よりも連絡を取り合う様になっていました。

僕はこの繋がりを、途切れる事なく繋いでいたかったので、嫁の実家(京都)に行った時や、ビワイチをした時など、近くに行った時は必ずニンジンに連絡し、よく二人でスーパー銭湯へ行くようになりました。


ニンジンは、ほとんど何時も(用事が無い限り)二つ返事で「いこう!」と言ってくれ、お互いの子供の話や、他愛もない話をして、心地のいい時間を過ごしました。

この記事にもチラッと登場する、幼馴染みがニンジンです↓
初心者×ビワイチ前半戦❗リベンジロングライド❗(過去編) - マメとニンジン
初心者×ビワイチ後半戦❗リベンジロングライド❗(過去編) - マメとニンジン



動き出した物語

半年ほど前、スーパー銭湯で話していた時、不意にニンジンがこう言ったのです。



ロードバイクやろうかなと思ってんねん。」

と。











(゜ロ゜)
「ついに、来たぁぁ!!!!」

僕は、興奮して声が枯れるほど、話をしてしまいました。


どうやら、ニンジンも

「禁断の書、弱虫ペダル
を手に取ってしまい、火がついてしまったらしいのです。(弱ペダ恐るべし)

そして、色々話してるうちに僕のラレーを譲る話になりました。
ここで、この記事と繋がります↓
RALEIGH CRN は今?!(後編) - マメとニンジン


10年以上ずーっと映像制作の仕事を続けていたニンジンは、「自転車を始めたら俺が動画撮って編集するから、マイペースにYouTubeでもやろうぜ!」と、言い出したので、僕は「んじゃ、俺はBGM作るわ!」と話は膨らんでゆき、じゃあチャンネル名は


「マメとニンジンやな!」

となりました!


僕は本当に嬉しくて嬉しくて、他になにか出来ないかと考えた結果、ブログを始める事にしました。


それが、このマメとニンジンブログです。


今思えば「自転車を始めると、こんな事があるんやで!」と銭湯では伝えきれない話を、ニンジンに伝えたくて、書いて来たのかもしれません。






出会いと別れを何度も繰り返し、会わない期間も何年もありました。
今思うと、この細くて、切れてしまいそうな糸は見えない時もありましたが、「ちゃんと繋がっていたんだなぁ」と思います。


さぁ一緒に走りだそう!

ジェイタイごっこで駆け回り、8mmビデオ撮影で爆笑した、あの頃みたいに!

マメとニンジン復活!

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超個人的な記事だったのですが、最後まで読んでくれた方々ありがとうございました!



次回

「初ヒルクライム!初心者VS十三峠 再び」


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