マメとニンジン

ロードバイクと僕

初ヒルクライム!初心者VS十三峠(過去編)

2017年12月ついにロードバイクを手にした僕ですが、とりあえずこれは決めてました。

 

ロードバイク買ったら十三峠に登ろう

 

と。

 

   ここで十三峠について少し説明しよう

        標高375m
        距離4.1km
        平均斜度9.2%
        最大斜度14.7%

    大阪八尾と奈良生駒をつなぐ峠

関西ヒルクライムの聖地とも言われ、沢山のサイクリストが集う峠。

ぶっちゃけこんな数字を確認した所で初心者の僕にはさっぱりワカンネ!とりあえず、いってみりゃわかるさ!

  

    ↓詳しく知りたい方はこちらを↓

関西でヒルクライムするなら必ず登れ!「十三峠(じゅうさんとうげ)」 | FRAME : フレイム

 

それと、近藤史恵さんのサクリファイスという小説にも登場します。

クライマーの主人公とスプリンターのチームメイトが、激坂の暗峠を登っているシーンがあって、

そこで主人公が苦しむチームメイトに向かって「近くに十三峠っていう緩い峠があるからそっちいくか?」的な事を言うのです。(正確にはちょっと違うかったかも)

 

このイメージがあったので、十三峠は楽勝やなと勝手に思っておりました。(これがダメだった)

 

そして、これまで色んな小説、マンガを読み漁っていたせいでもう無双状態です。(もっとダメ)

 

バキとか読んだ後に強くなった気がするアレです。(中学生かよ)

 

タバコも自転車始めようと思った半年前に辞めた!(これはシンプルに偉いぞ)

準備は整った!

    

 

 

      時は来たり…

さぁ、いざ出陣でございます。

2017年12月31日

朝7時家を出ます。

車で何回も登ったことがあるので、道は完璧です。


f:id:peasandcarrots:20200111123204j:image

スタート地点です。

もう一息も入れずそのまま登って行きます。

  自信満々の表情で登って行きます。

       グングン登って行きます…

        ズンズクズンズク登って行きま…

         

 

 

   

 

 

    めっちゃキツいやん

 

 

 

 

 

そう、まだ4分の1にも達していないと言うのに僕の心臓はもうフルダンシングでございます。

想像して頂きたい、小さな檻の中に閉じ込められ、狂ったように暴れまくるゴリラを…

もうそれなんです。僕の心臓はゴリラなんです。

 

いや、サクリファイスの主人公緩い言ってたけど…

そもそも、あの人らは実業団チームの人らや…

と言うか、架空の人らや…

 

十三峠からの歓迎強烈ビンタを食らい、現実に目覚める僕…

だがしかし、足は絶対に付かねぇと決めてました。

 もう、気合いで前進あるのみ。

 

        いや、長い…

 

 

    このカーブを曲がったらきっと…

          ↕️

       まだあるんかい!

 

という、一連の流れを何度か繰り返し

 

サーッと僕を追い抜いて行くクールなガチ兄さんに心を折られそうになりながら

今にも檻を壊し口から出て来そうなマイゴリラに耐えながら

墜落寸前の飛行機の如く低空飛行で飛んで行きます。

いや、もう完全に車輪は地面に着いている速度です。

 

 

 

そしてついに…

 

   

     駐車場が見えた!

 

 

もはや、気分は24時間テレビのランナーのゴール前

    (だっれも応援してくれてませんが)

 

最後の力を振り絞ります。

もう本当にギリギリの状態でなんとか登頂に成功しました。

敗北感が凄かったですが、達成感は普通の日常では味わえないモノでした。


f:id:peasandcarrots:20200111124417j:image

峠ナメてました。峠ハマりました。

 

  • 今回解ったこと
  1. 十三峠はキツかった
  2. フィクションを信じてはいけない
  3. 根拠の無い自信は自滅の種
  4. ヒルクライムは気合いが大事
  5. 僕の心臓はゴリラ

 

 

 

サクリファイス (新潮文庫)

サクリファイス (新潮文庫)

  • 作者:近藤 史恵
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2010/01/28
  • メディア: 文庫
 

 

↑続編や番外編も超オススメです。

PVアクセスランキング にほんブログ村